約1ヶ月半ぶりの 「麺プレ」 です。ラーメンは食っていましたが、いずれも行ったことがある店ばかりで、新規開拓はしていませんでした。
さて、今回の 「麺プレ」 ですが、話は1ヶ月前に遡ります。大学時代の恩師に年賀はがきを届けに池袋まで行ったのですが、いつもは車とかバイクとかで行くのを、今回は久々に電車で行ってみようと思い立ちました。そして往路は平和通りを、復路は劇場通り (昔はそんな洒落た通り名はなかったんですけどね) をそれぞれ歩きまして、青春時代を懐かしみました。その劇場通りを歩いてた時、池袋小学校の程近くに徳島ラーメンの店を発見しました。食べようかなと思いつつも、その日は 「田中」 に行くつもりでいたので、そのままスルー。いつか行こうと心の中で誓いました。それから1ヶ月、ようやく実現したのですが、今日は何処に行ったのでしょう・・・。
行った店・・・・・・徳島ラーメン 二代目ふじわら場所・・・・・・・・・豊島区池袋4丁目 (劇場通り沿い)食ったもの・・・・ ふじわらスペシャルご飯を付けて ¥1,080-
スープ・・・×
味付けしたバラ肉と生玉子がチャームポイントの徳島ラーメン。本格的な徳島ラーメンが食べられると、ネット上では話題になっていた店でした。私の中で徳島ラーメンといえば、麺プレのNo.516で紹介した川崎の「徳福」 のインパクトがもの凄く強かったのを思い出します (もちろん、良い意味で) 。それから松戸や篠崎の 「おとど食堂」 も徳島ラーメンを模している店で有名な店ですよね。そんなわけで、この 「ふじわら」 も嫌が応にも期待が高まります。
今回、私がオーダーしたのは味付け玉子、のり、チャーシューなどが標準トッピングされた 「ふじわらスペシャル」 というもの。
待つこと数分、オーダーしたラーメンが運ばれてきました。徳島ラーメンには欠かせない生玉子は最初からラーメンには乗せておらず、おそらく客の好みに合わせているんでしょうね。
始めの一口ぃ~
ぬるっ!!!!!
何じゃこのスープは・・・?
このクソ寒い時期に何でこんな半分冷めかかっているスープを出すねんっ? 徳島ラーメンはいつから “冷麺” になったんですかっ!?
そしておまけに (スープの味が) 薄いっ!!! 全然、インパクトに欠けるパンチが無いスープですね。皮肉なことに、バラ肉が乗っかってる部分だけ熱くて、味が濃い。これが本来の徳島ラーメンの味だとしたら、世の中終わりです。
麺・・・△
浅草・開花楼製だそうですが、徳島ラーメンにしては太いかなという気がしました。徳島ラーメンってもっと細いかなという印象があったのですが、これ位の太さだったら良い感じです。がしかし・・・
スープは思いっきりぬるぬるだったのに ( 「ぬるぬる・・」 とは随分と卑猥な表現な・・) 、麺は何故か熱々なんですよ。しかし、この麺、スープにぜんぜん絡んでなくて、味も素っ気もない。極端に言えば、スープと麺が独立した、つけ麺のようなラーメンなんですよ。
茹で加減については、 「麺固めで・・」 という指示はしなかったので、今回は評価の対象外なんですが、茹で加減云々以前の問題です。
チャーシュー・・・S◎
ぜぇぇぇぇ~~~っっっっぴぃぃぃぃ~~~~~んっっっっっ!!!!!!
と久々に叫んじゃいました。
生姜焼きのような味付けバラ肉のトッピングが目立つ徳島ラーメンでもチャーシューは乗っかってます。今回オーダーした 「ふじわらスペシャル」 には、大きいチャーシューが2枚、ドンッと乗っかってますが、大きいだけでなく厚みも合格基準に達していて、さらに柔らかくてジューシー感もあります。この食感から想像するに、チャーシューもバラ肉を使用していますかねぇ~? とにかく 「美味いっ!」 の一言に尽きます。
玉子・・・△
生玉子が目立つ徳島ラーメンでも、普通の玉子も乗っかっています。
今回オーダーした 「ふじわらスペシャル」 には、味付け玉子が標準トッピングされていますが、合格ラインに達しているのは、黄身の味だけですね。白身に弾力感は無いし、黄身も熟し過ぎ。箸で摘もうとしたら、その段階で白身がヤワかったので、 「これはヤバい」 とばかりに、慎重に扱いましたよ。
おまけ・・・
せっかくなので、生玉子を乗っけてみました。
「徳福」 や 「おとど」 での衝撃は一体、何だったんだろう・・・?
やっぱり個人的には、ラーメンに生玉子は合わないですね。
板東英二じゃあるまいし、玉子はあまり食い過ぎない方が身体のためかも。
総合評価・・・C3
全てはスープのぬるさと薄さかなという気がしました。
スープが熱々で、麺にもしっかり絡めていれば、もう少し評価は違っていたかと思います。
家系だったら、間違いなく 「伝家の宝刀」 注入は避けられないこの薄さ。 「ネットで評判・・」 って言うけど、その人達の味覚・舌覚を疑いたくなりました。