お陰様 (?) をもちまして、ラーメン食べある記 「麺プレッション」 も回を重ねる事700回目を迎えましたが、弊愚ブログで取り上げるのは、実際には今回を入れて621軒目になります。これは常々申していますように、ブログ開設前に “上司” とのメールで 「ここのラーメン屋に行った。スープはこんなだ、麺の固さはイマイチだった・・・」 とかをラーメン屋に行く度に “報告” していたもので、いつしか 「インプレッション」 ならぬ、 「麺プレッション」 と銘打つようになりました。No.80までいったところで、弊愚ブログに移行したわけですが、黎明期は数字が曖昧で、実際に80軒行ったかどうかも定かではないのですが、ブログ移行時も新規にNo.1~にはせず、そのまま継続させようと、ブログでの数字はNo.1ですけど、続き番号のNo.81からスタートしたというわけです。それがずっと続いて、今回のNo.700と相成りました。
さて、節目節目の回では、それなりに著名な店に行く事にしていますが、今回は予てより行ってみたかった、神奈川県西湘地方の名店を取り上げます。
700軒目は何処に行ったんでしょう・・・。
行った店・・・・・・らー麺 厚木本丸亭
場所・・・・・・・・・厚木市幸町 (県道601号線沿い)食ったもの・・・・チャーシュー入り塩らー麺 (味玉、のりをトッピング)ご飯を付けて ¥1,500-
スープ・・・○
かつて、塩ラーメンがブームを巻き起こした事がありました。ラーメンにもその年その年で注目されるスープに使われる素材とかがありますけど、その火付け役及び牽引役となったのが新座の 「ぜんや」 とこの厚木の 「本丸亭」 でした。勿論、今でも人気店なんでしょうけど、ブーム真っ只中の頃は、行列に次ぐ行列で、店の中に入るまでに相当な時間を要したと聞きます。待っている時間があまりにも長すぎて、気がつけばスープ切れで 「今日は店じまいっ!」 という日も少なくなかったんじゃないでしょうか。
そんなブームもいつしか沈静化し、今回も行列無しですんなり入れました。 「ぜんや」 もいつしか行きたいなと思っていますが、今回同様に、すんなり入れればと思います。因みに、事前調査無しに訪れましたけど、 「本丸亭」 の本店ってここで良いんですよね? イメージ的に、本厚木駅の至近にあると思っていましたので。まぁ、店の外から電車 (小田急小田原線) が見えますので、普通に本厚木駅から近いんですけど、駅前にあるというイメージが先行していました。
今更説明するまでもありませんが、 「本丸亭」 の基幹は何と言っても塩味のスープ。ですから、オーダーも必然的に塩ラーメンということになります。開店間もないせいでしょうか、客はまばらで、すんなり入れたのは前述の通りですが、オーダーしてからそんなに時間がかからずにラーメンが運ばれてきました。
始めの一口ぃ~
おぉ~っ! あっさりしていますねぇ~。
そして、塩加減が絶妙で、しょっぱくないのが良いじゃないですか。 「淡麗系」 のお手本のようなスープです。
彩りが鮮やかな緑の物体は春菊。春らしい取り合わせですけど、私は春菊がかなり苦手。残しはしなかったけど、スープを一口啜った後、一番最初に消去 (食っちゃった) しました。
あと、透き通ってて良い感じのスープなんですけど、のりが溶け出して、スープを覆ってしまったため、何か、清流が汚染された感じになってしまいました。のりにも様々な種類があると思いますが、家系で使っているのりのように、溶けにくいものを調達した方が良いかなって気がしました。
麺・・・◎
平打ちがかった太麺を使用していますが、食感が妙に自家製麺っぽかったです。
今回は 「麺固めで・・」 とは言いませんでしたが、茹で加減は最高でした。一つだけ難を言えば、麺が解れていませんでした。それでもマイナス評価にはせず、 “◎” 評価としました。麺がちゃんと解れていれば、 “S◎” だったかもね。
チャーシュー・・・○
ガイドブックの紹介写真では、もう少し大きくう写っていたように見えたんですが、実際のチャーシューはちょっと小さめ。それでも、柔らかさとジューシー感は抜群でした。ただ、ちょっと (柔らかさや味などに) バラツキがあったように感じられました。どれも同じチャーシューなのにね・・。
玉子・・・○
塩漬けした (・・と思われる) 玉子で、私以外の客にスタッフがオーダー時に勧めていたほど、自身がある玉子なんでしょう。私は最初から玉子をトッピングとして注文していたので、聞かれる事はありませんでしたが、いざ、食ってみると、正直、感動するような味ではなかったです。黄身の熟し加減は申し分ないんですけど、塩に塗れたという感じの味ではなく、遥か遠くから 「塩に塗れてるよ・・・」 とアピールが聞こえるような、その程度の味加減でした。それが良いのかもしれませんが、ここにほんのりと甘さが加われば、 “◎” 、いや、それ以上の評価でも満場一致でしょう。
総合評価・・B1
予備評価では 「A」 で、ラーメンの味だけだったら文句なしのA評価でした。しかし、よくよく考えてみると、お世辞にもスープは熱々じゃなかったし、麺は要所要所で塊があって、キチンと解れてなかったし、チャーシューは思ったほど大きくなかったし (これは錯覚のせいかもしれないけど) 、玉子も中途半端感は否めないし、春菊は添えられているし、そして何よりもちょっとお高め。厳選素材を使用しているから? そういう価格設定になっているのかもしれませんが、 「麺プレ式」 ラーメン一式で1,500円になったのは久々です。逆に言えば、それだけの労力を惜しまない、ストイックな製法だからだと思うようにしました。
701軒目からも宜しくお願いします。